20代で知っておきたい仕事・組織のこと

30代経営者@福岡が僕よりも若い人たちに教えたい仕事・組織・キャリアのことを書きます。

仕事ってなんだろう

突然ですが、あなたは仕事をしていますか?

この質問に答えるとしたら
 職業としての仕事「メーカーで営業をやっています」
 業務としての仕事「上司への報告書を今書いてるところで忙しいんすよ」
 個人的にやること「家の片付けやってるよ」

こんなところでしょうか?

ここでいう仕事は「会社や団体に所属して、その組織に貢献するために、なにか成果をあげるために行うこと」とします。フリーランスの方の場合は「お客さまのためにすること」も当てはまりますね。

別に、あなたが今仕事をしてなくたって別にいいんです。仕事をしてる人がえらいわけでもなく、してない人が卑屈になる必要なんてない。

この世に生まれて来たことと、死ぬことだけが全員にとって平等なので、仕事がすべてじゃないんです。

 

仕事をしていなかった時期

僕は今、30代前半です。生まれ故郷の福岡で経営者をやっています。ちなみに僕は高校を卒業して一浪、奨学金をもらって東京の大学に行きました。

エラそうに経営者と言っても、今、社員はいません。売上も小さいものです。フリーランス(個人事業主)と変わらないじゃないかと言われても、仕方ない程度です。

昨年、組織開発・人事コンサルタント会社を立ち上げてもうすぐ一年が経とうとしています。あっという間でした。

そこに至るまで、僕は2回「仕事をしていなかった期間」があります。いわゆる、ニートの期間です。

24歳、大学卒業後に就職したある特殊な仕事を1年弱で辞め、福岡に戻りました。

リーマンショックが起きる前だったので、日本全体がすこし持ち直してきたときでした。人材紹介会社を利用して転職活動に臨んでいたときは、結構前向きな気持ちでやっていました。ただし、僕は民間の業界のことも会社のことも、商売のこともまったく知りませんでした。新卒とほとんど変わりありません。

でも、そのときは「将来は30代で経営者になって自分の会社を持つぞ!」と意気込んでました。就活中のニート24歳が。

 

2度目のニートはつらかった

24歳で運よく民間企業に就職してから4年半、今度は不本意ながら会社を離れました。29歳でした。

身体を壊してしまったので、やむを得なかったんですね。会社にあれ以上迷惑をかけるわけにもいかなかった。

おかげさまで今は元気にやってますが、辞めた当時はつらかった。とても。何も希望もなかったし、しばらくまともに働けそうになかったから。

とりあえず引きこもってみたんですけど、3日で飽きました。何もしない、誰にも会わない生活に耐えられなくなったんです。

それで、何もかも忘れてとりあえず毎日勉強することにしました。法学部卒業だったので、思い出す程度に行政書士試験用の法律を図書館に通って勉強しました。

勉強するといろいろなことを忘れられるし、時間も経ちます。「勉強する」は僕の強みなわけです。

でも、仕事はなんにもしていない。お金ももらえない。

仕事って、なんだろう。

あのとき、給料をもらえていたのは何でだったんだろう。僕は仕事という仕事をしていたんだろうか。

世の中の給料をもらっている人たちは、何を根拠に給料がもらえるんだろうか。その金額は、いったい何を基準に決められるんだろうか。

 

自分の弱みをさらす

会社を辞めてから2ヵ月くらいで、試しに行政書士の試験を受けました。合格発表は数ヵ月後でしたが、1点足りなくて不合格でした。

合格してもしなくても、もうサラリーマンはやめようと思っていました。誰かの下ではたらくのはごめんだな、と。

でも、じゃあどうやって生きていくんだろうか。民間を経験して、少しは会社の仕組みや経営のことはわかったけども、だからといってすぐにひとりで食えるわけじゃない。何か特殊な専門能力があるわけでもない。

ないないづくしだ、どうしよう?

そう、「仕事」を するしかない。可能なら、誰にも依存しない形で。

 僕にできることは何だろうか。

社会とつながるには、どうしたらよいだろうか。それは人の役に立つんだろうか。

そんな自問自答を繰り返しでした。仕事も何もしてないので、考える時間だけはいっぱりあります。

でも、考えてばかりでは何も生み出せないので、2ヵ月程度のリハビリを終えて、人と会って話をすることにしました。

昔のゆるやかなつながりを頼り、思い切って現状を打ち明け、人に頼りました。自分の弱みを打ち明けることは、相当な勇気がいります。まして、「はは、今なにもしてなくてお金稼いでないんですよ」なんて、仕事で忙しくしている人に言うものではありません。

でも、その人のおかげで今につながる一歩が踏み出せた。今でもその人には、感謝しています。

 

自分の腕で稼ぐということ

その後、人のつながりと紹介によって、僕は小さいながらある「仕事」を得ます。

僕の強みは何か。それは、「勉強する」でした。それを具体的に落とし込んで、昔から英語が好きだったし、仕事で海外の経験も積んだし、「ビジネス英語」に絞りました。

ありがたいことにご紹介をいただき、お客様が見つかりました。

社会人の方にビジネス英語を教える。これが独立して最初の仕事でした。

はじめは、お金をもらうことに抵抗がありました。これは人間の不思議な心理です。給料は平気でもらっていたし、お金に困っていたわけではないのに抵抗はなかった。

でも、お金に困っているのに、いざ、自分の腕でお金をもらう段になると何だか申し訳ない気がしました。これは僕が商売人でも何でもなかった証拠です。

そのお客様とは3年以上関係が続いて、今も教えています。その間に、色々とありました。そして、本当に大切なことを学びました。

商売には、きれいも、きたないもない、ということが一番大きかった学びです。

相手が持っていないものを、できないものを、こちらが提供する。その対価として、お金をいただく。どのような仕事でも、そのことに本質的な違いはありません。

その意味で、仕事に貴賤はないというのが僕の持論です。犯罪は、もちろん別ですが。

僕が苦しかったとき、お客様が苦しかったとき、条件を変更したり、交渉があったり。関係が継続すると、色々なことが起きます。

今では、お金をもらうことに抵抗はありません。感謝の気持ちと、どんなことをしようかな、と仕事を向上させる気持ちだけです。良いペースになったと思います。

自分の腕で稼ぐということは、プロになることだと思います。何かに特化できていれば、商売人でなくもかまいません。他の人がその部分をやってくれるかもしれないからです。僕の場合は、自分が何かのプロにならないといけなかったし、商売人でなければならなかった。

どちらも最初からなれるはずもなく、経験と努力、人間的な感情の積み重ねからそうなっていったのだと思います。サラリーマンのときは、そんなことまったく考えもしませんでした。

 

仕事とは

仕事は、お客様あってのものです。お客様が評価します。そして、何らかの対価が発生します。それは、金銭かもしれませんし、異なるものかもしれません。でも、きっと換金できるものであるはずです。

換金可能な対価をもらわないのは、趣味やボランティアです。もしそれを仕事にしようと思ったら、僕が感じたのと同じ抵抗を乗り越える必要があります。それができないなら、仕事にはしないことです。

もちろん、仕事を軌道に乗せるには、対価をあえてもらわないことにする場合もあります。そのときは、自分が「経験を買ってる」と思うことです。自分への投資です。ビジネスでは、実績がなければお客様となる人が評価してくれないこともあります。

将来のために、自己投資として実績狙いの仕事をすることもありえます。でも、それは一時的なものだと自分に絶対に言い聞かせることです。ずるずると続けてはならないし、もしお客様がお金を払う気配がなければ、関係を切りましょう。

商売の根本的な関係を尊重できない人とは、付き合ってはいけません。あるいは、そういった関係は友達とか恋人、家族の関係ならいいのかもしれないですね。

繰り返しになりますが、お客様がいて、お客様が評価して、お客様が対価をくれる。それが仕事です。それは自己満足とはほど遠い世界です。

  • お客様の存在
  • お客様からの評価
  • お客様と自分の間に発生する対価

この三本柱が、仕事のすべてだと思います。

視野や考え方が自分の範囲でとどまってしまうと、成長はありません。

 

お客様と直接の仕事をしない場合は?

人によっては、会社に属していて直接のお客様と接する機会がない、という方もいると思います。

営業や企画の仕事は、お客様と直接のコミュニケーションが取れるため、上に書いた三本柱を感じやすいものです。

内勤が多い事務や総務、経理の仕事はどう考えたらよいのでしょうか。

私がオススメするのは、自分が接する社内の人がお客様だと考えることです。

同じ組織内でも、人と人が介して何らかの仕事をこなしているという場合は、コストが発生しています。これを、取引コストといいます。

営業の人ができない仕事を、事務の人がする。これは、直接には営業の人のためですが、間接的にはお客様のためになります。こういったつながりを理解できると、社内の人が助かるように自分が動くことがとても重要な意味を持つと感じられます。

これがわからずに、いつまでも自分の感情ややり方にこだわっていると、結果的にお客様のためにも、社内の人のためにもなりません。これは、組織にとってまずいことです。

ここでの仕事は「会社や団体に所属して、その組織に貢献するために、なにか成果をあげるために行うこと」と、最初に書きました。

組織内での仕事も、やはり何らかの成果があって、貢献があります。それを意識することです。

 

仕事は、成果を意識しよう

以上、仕事について思っていることを書いてみました。

最後に、仕事を積み上げてキャリアを形成していく上で大切なことは「成果」であると言っておきます。

成果は、その人にとっての「実績」になります。実績がない人は、いつまでも評価されません。新しく仕事ももらえません。

とにかく、ビジネスにおいては実績がすべてです。転職をするにも、その人の人となりと同じか、それ以上に実績が評価されます。ここでも、評価は自分ではなくて相手なんですね。

ただ、成果や実績といっても、すごいことだと思い込む必要はありません。それに「自分は何もしてないから・・・」などと謙遜したり卑屈にもなるのはやめてください。

何もしてないんなら、なんで給料がもらえるんですか?

もし本気でなにもしてないし、成果も貢献もないと思うなら、給料を返すか、会社を辞めてください。

でも、ほとんどの人にとって、そんなことはないんです。存在そのものが貢献につながっている人もいますし、もしものときに力を発揮する人も、やはり意味があります。

 

雑ですが、僕が言いたいことを書き出すと

  • 自分の強みと弱みをつかもう
  • 時には、弱みをさらすことも悪くない
  • 仕事にきれいも、汚いも、ない(犯罪はダメ)
  • 仕事に貴賤はない
  • 商売は商売、お金をもらうことは悪いことではない
  • 実績づくりのために、自己投資で一時的に対価をもらわないこともありえる
  • 仕事は、お客様あってのもの。趣味やボランティアとは違う
  • お客様からの評価がすべて。自己満足では長続きしない
  • 対価を正当に払おうとしないお客様とは商売で付き合ってはいけない
  • 商売のプロになれないなら、何かの仕事のプロになろう
  • プロになれたら、商売は誰かに任せてもよい
  • ビジネスは、「実績」がすべて。成果について考えよう

以上、何かのお役に立てれば幸いです。

ワンピースに学ぶ「強み(長所)」について知っておきたい7つのこと

強みとは?

前回「強み」について書いたんですけど、読みにくいと思うのであれからさらに考えたことも加えて、今回まとめてます。

workway.hatenadiary.com

 

多分わかりやすくなるだろうと、僕が中学生のときから読んでるワンピースをたとえに使います。ちょっとしか知らなくても大丈夫です。

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そもそも「強みとは何ですか?」って話ですが

かんたんに言うと自分や周りの人が「頼って力にできる点」です。

「このシステムのことで困ったら彼女に聞けば何でも答えてくれる

「Excelだったら木村さんに頼めばOK

「手ごわい取引先との交渉は課長がなんとかしてくれる

組織やチームでは、人と人が依存している=頼みあって活動しているので、ひとりでは解決できないことを他の人に頼みます。

強みは、人がその場で放っている存在感であり、具体的な根拠があると言えます。

その具体的な根拠をどう考えるか、7つにまとめてみました。

 

1.強みはBe(である)・Can(できる)・Do(する)で考えよう

僕は強みを3つに分けられると思います。

「Be=~である(性格、特性)」

「Can=~できる(能力、技術)」

「Do=~する(行動、習慣)」

 

それぞれワンピースの主人公ルフィを例に考えてみます。

 

①ルフィのBe=ゴム人間である

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 「あいつは打たれ強いやつだから大丈夫」

「彼女は明るい雰囲気の人だよね」

人の性格や特性に注目すると、その人独自の強みを表現できます。

これは、意識せずともいつの間にかそうなっていることがほとんどです。自然な状態、ですね。

性格面は、自分が気づかずにいるものもあるので他人から教えてもらうとよいです。

なお、「男(女)である」とか「若い」「長年やってる」「~出身である」も時と場合によって強みになります。

ルフィの場合、悪魔の実を食べてゴム人間になりました。

ゴムであることの利点は、その性質にあります。

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「なぐっても痛くない」「銃弾をはねかえせる」など、ゴムだから強いことがあります。

何よりも「電気をとおさない」はゴムの強みですよね。

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ちなみに僕の場合は「よく気が利く」だと思ってます。色々なことに気づく。僕が勝手にそう思ってるだけですよ。

 

②ルフィのCan=覇王色の覇気が使える

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 ワンピースをあんまり読んでない人はなんのこっちゃという感じだと思うのですが、Canは自分の才能や素質を磨いて身に付けた能力や技術だとお考えください。

ルフィの場合、覇気を使って敵を倒すこともそうですが、ゴムの利点を生かして相手を倒せる、というのも立派な強みです。何よりルフィは、相手のボスにひるまずに挑んで倒せます。すごいことです。他の人にはとてもできないんです。

「人前でうまく話せる」

「コードが書ける」

「計算が速くできる」

「資料を速くつくれる」

「アラビア語が話せる」

最初はできなかったけども、能力や技術を磨いてできるようになったこと、これもひとつの強みです。

スキル系の他にも、専門知識を持っていたり、資格によってできることがあったりすると、これも強みになりますよね。もちろん持ってるだけじゃダメで、何か実績が必要ですけど。

それから、自分のことだけではなくて他人に向けられる強みもあります。

「他人の才能に気づける」

「長所を見つけることができる」

「人をつなぐことができる」

「組織を引っ張れる」

「人にうまく教えられる」

というのも立派な強みですね。

学生の就職活動の場合、スキル系の強みを身に付けるのは経験量上どうしても難しいので「リーダーとして~やってました」というのが多くなります。そして面接ではたくさんのリーダーが誕生するわけですね。将来の日本に期待しましょう。

でも、そういうものじゃなくてもうちょっと違うものを具体的なエピソードを交えて話せるとぐっと引きつけられると思うんですよね。「新鮮な野菜かどうかを見分けることができる=ポイントをつかんでよく観察できる」とか、「居酒屋で飲んでいるとおじさんやおばさんと話しておごってもらえる=すぐに人と仲良くなれる」とか。

中途採用の場合、強みは能力やスキルが注目されます。会社にとって足りないところを補えるかどうかだからですね。

よって、自分のキャリアを考える上では、BeだけではなくてCanもバランスよく考えなくてはなりません。

 

僕の場合は「人前で話せる」「集団の場をコントロールできる」「資料をわかりやすく作れる」などがあると思っています。

 

③ルフィのDo=伸びる

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第1巻の船出のすぐ後のシーンですね。印象的です。ルフィはゴムであることを利用して伸びるという強みを伸ばし、伸びて敵を倒したわけです。

BeやCanと何が違うんや、と。

Beは自然の状態ですね。無理しなくてもそうである。

Canは必要な瞬間に発揮できる力です。それはBeから派生するかもしれないし、まったく関係のない能力を身に付けることもある。

Doは行動や習慣的な動作に注目したものです。

人格はくりかえす行動の総和である。したがって、優秀さはひとつの行動ではなく、習慣である。

―アリストテレス

 「反復」こそがその人を表す、ということですね。

たとえば

「返事はすぐ返す」

「本をたくさん読む」

「朝早く起きる」

「ものごとに細かく注目する」

「ものごとを大局的に俯瞰する」

 

その他にも「困っている人を助ける」「こまめに掃除する」「整理・整頓・清潔にする」「人の話をよく聞く」「空気を読む」「空気をあえて読まない」などもあるでしょう。

要するに、Doは自分が「当たり前にしていること」にヒントがあります。これってなかなか気づきにくい。他人との違いから気づく場合もありますし、教えてもらうといい。企業の強みも、同じ業界でも当たり前にやってることが違ったりします。それが自社の強みですよね。

 

ルフィは「努力する(修行する)」も強みです。自分がもっと強くなって敵を倒すために、自分の強み=伸びるをどんどん磨いてます。

 

僕の場合は「勉強する」です。勉強ができるわけじゃないんです。勉強ができる人はもっとたくさんいます。僕はとにかく習慣的に勉強するんです。そして、それを仕事に生かします。

それから「ものごとを分析的を見る」もひとつのクセであり強みです。プライベートでは理屈っぽいって思われるんですけどね。ビジネスでは大事なんです。

あと、掃除します。瞑想もします。

(よく迷走もするけどこれは強みじゃないっぽい)

 

ということで、Be(~である)、Can(~できる)、Do(~する)の三角形でバランスを考えると自分の強みが見えて来るのではないでしょうか。

参考までにヘタな三角形で書き出してみました。 こんな感じで自由に、あまり気張らず考えてみたらいいです(僕の一人称はここでは僕と言ってますが、普段はオレが多いんです)

そして、強みがあったらどういう結果につながるか、もあわせて考えるとよいと思います。就活・転職活動に生かすには、具体的なエピソードや根拠も必要ですね。

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2.強みは「弱み」にもなる

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ルフィは悪魔の実を食べてゴム人間になりましたが、それと引き換えに海には一生入れない身体になりました。海の成分で作られている海楼石に触れても力が弱まります。

ゴムであることは強みですが、同時に最大の弱みでもあります。

それに、ルフィは腕や足を伸ばした時にその部分が無防備になります。これも弱点なわけで、強みは別な観点から見ると弱みにもなります。

自己分析では、この両者の視点から自分を眺めて、弱みと見られる場合に自分がどうカバーするか、努力しているか考えておくことも必要です。

それと、強みにせよ弱みにせよ表現=伝え方が大事です。言い方ひとつで相手への伝わり方がまるで変わります。

「注意やお叱りを受けたらよくへこみます」

というやや頼りなさそうな人も

「相手の意見を素直に受け止めて、自分の改善や向上につなげます」

と言えばまったく違います(本当にそうしてなきゃダメだけど)

 

僕の場合「集中すると仕事が速い」がひとつの強みです。

でも、集中できないときはさっぱりです。はぁーさっぱりさっぱり

なので弱みとしては「気乗りしない仕事は進まない」となります。これはいかんですね。ちなみに昨晩飲み過ぎて今日はあんまり仕事が進みません。

 

3.まず、強みをとことん伸ばそう

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ルフィの強みのひとつは「強くなるために努力する」と書きました。

伸びることを生かしてどんどん強くなります。伸びることを使った技も新しく身に付けます。ゴムの身体だけじゃなく強みもどんどん伸ばしてるわけですね。

一方で、「海に弱い」という弱みをどうこうしようとはしていません。しゃあないやん、って感じで受け入れています。開きなおりです。

その代わり、海に落ちそうなところを伸びてつかまるなど、うまく海から落ちることを避けます。強みが弱みをカバーするパターンですね。

 

強みを伸ばすときの方が脳はキモチイイ!

ところで、人が前向きで未来志向になっているときと、イヤなことや不満や不安を感じて後ろ向きになっているときでは、脳のはたらく部分が違います

熱意をもって目標を達成しようとするとき、成功イメージが持てるときは脳のある部分から「快」の信号が発信されてモチベーションの維持につながります脳が自分を応援してくれるような感じですね。

努力や修行、練習は苦しいことですが、「できるようになる」「達成できる」という思いがあるとつらくても続けられます。しかも、同時に「不快の信号」を出す脳のはたらきを抑えてくれます

一方で、不満や不安ばかりを見ていると、脳の「不快信号」を出す部分がはたらきます。悲観的な側面ばかり見る人は、脳が不快信号に支配されるのでなかなかモチベーションがあがりませんし、いつも不平不満や愚痴ばかり言います。

これは、その人が悪いのではなくて悲観的になる脳の部分が勝っていてよくないだけです。よく話をして、前向きなイメージが持てるように促すことができれば、脳のはたらきは良い方向へ変わります。

なので、納得できる将来像やビジョンを示してくれる人に影響され、脳のはたらく部分が変わって人は前向きになりモチベーションがあがったりするんですね。さらに、これを理解している人はマイナスからプラスへの感情の切り替えを冷静にやれます

やはり人は得意なことの方が伸ばしやすいと思います。自分が「これは強みだ」と思っていることは、努力した後の成功イメージが持ちやすいので、それでどんどんがんばれます。できないことも、「やればできる」と思って取り組めるんです。

そして努力を続けていると、だんだん弱みも気にならなくなってきます。ルフィみたいに強みが弱みをカバーしてくれます

時間を無駄にしないためにも、強みを特定して伸ばしていくことはいいことだと思います。もちろん、悲観的な脳の部分は、危険を避け、リスクを管理する役割もあるので、すべてが悪いことばかりではありません。バランスの問題だと言いたいのです。

 

4.強みは他の人がいてこそ発揮される

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 ナミが真の意味で一味に加わる「アーロン編」で、相手のボス・アーロンにルフィが放ったひとこと。

仲間のできること=強み(ウソップはここでは強みになってないけど、ずっと後でこの強みが発揮されますね)を挙げながら、自分の弱さを認めます

そして、最後に自分ができることは

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となるわけです。

ひとりでは何もできないけど、みんなが集まるとなんかできる。

それが組織、チームのいいところです。

これを示したいい言葉もあります。

お互いに助け合わないと生きていけないところに、人間最大の弱みがあり、
その弱みゆえにお互いに助け合うところに、人間最大の強みがあるのである。

下村湖人(社会教育学者)

成功している人は「運のよさ」「周りのおかげ」と謙虚に語り、失敗する人は「自分のおかげ」とごう慢に語ります。

自分の強みは認識しつつも、周りで一緒にはたらいている人の強みも理解し、認めましょう。

「この人がいるから自分の強みも生かされる」

「自分の強みが他の人にも役に立っているかもしれない」

こんな風に自分と周りが「相互依存」の関係にあることを自覚することが大切です。そういった関係の中で、あらためて自分の強みはなんだろうかと振り返ってみるのもよいです。そうすると、今まで気づかなかった自分の強みが浮かび上がってくるかもしれません。

逆に

「今自分がいる場所では強みが発揮できてないかも…

「俺ってここにいる意味あるんだろうか…

と少しでも思ったら、周りとコミュニケーションをとって強みについて確認しあうのも手です。ひょっとしたらほんとうに頼りにされていない自分を見つけてしまうかもしれませんが、その認識から新たに強みを伸ばすスタートが切れると思います。あくまでも前向きに

 

5.強みは時と場所によって変わる

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ルフィは創造性の発揮と努力によっていろんな技を編み出しています。

そうか、ゴムってこんな感じの使い方もあるのかと思わず感心してしまうほどです。

一度に多数の敵に囲まれた場合に使う技があったり

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こんな風に砲弾を受け止める技もできます。

ルフィは自分の強みをその場その場に合ったかたちで発揮してるんですね。

強みはたくさんあっていいと思います。それを、時と場合によって使い分けることが大事です。状況や環境が変わることで自然と出て来る強みもあります。それは弱みも同じですよね。

逆に、時と場合がまずいと、まったく振るわないときだってあるってことなんです。

僕もいつもうまく行ってるわけじゃありません。むしろうまく行かなくてくっそーと思うことばかりです。失敗もたくさんする。

そんなときどう考えるか。

「まだその時じゃなかった(から、次までにしっかりやっていこう)

「状況が悪いのかもしれない(から、もっと改善して状況をよくする力を身に付けよう)

大事なのは、自分のぜんぶを否定しないということです。逆に、ぜんぶを他のせいにすることもできません。たまたま時と場合にそぐわずうまく行かなかった。その原因をつかんで、次に生かす。脳を前向きに。

 

自分の強みを複数把握しておくことは使い分けにつながります。

就活や転職活動のときは相手の会社のことをやっぱりよく調べないといけないんです。

敵を知り、己を知らば、百戦危うからず。

―孫子

どういうことをやっていて、会社の強みが何か、これからどういうことをしていこうとしているのか。そこで自分がはめられる強みってなんだろうか、と。

自己分析×会社分析=マッチング(はまる)

どちらかだけじゃダメなんですね。

 ひとつしか強みがない人は、結局それを評価してくれる会社に行き当たるまでやるしかない。しかし、複数使い分けができる人は、相手に合ったものを見せられますよね。

それと、チームで仕事やってるときにうまく行かない人がいたら、時間が経ったらよくなる場合もありますけど、うまくはまってない場合も多いと思います。

そういうときは別のチームに移すか、与える役割を変えるかのどちらかがいります。あるいは、身に付けるべきことを教える。だから人の強みや弱みを把握する力も、マネジメントする側には必要です。

 

6. 強みの次は「高み」を目指そう

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これはルフィの兄ちゃん、エースですね。

ルフィはエースが強いと認めてますし(実際つよい)、大好きです。いつかはエースに勝とうとがんばっている節があります。

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自分の強みを考える最後の視点は「モデルをつくる(モデリング)」だと思います。

スキルや能力であれば、自分が伸ばしたいと思っている強みを生かして活躍している人のレベルを基準に考える、ということです。

ある組織の中で発揮できている強みが、他の組織で通用するとは限りません。ぽいっとされちゃう場合も多々あります。

実際にすごい人になる必要はないんですね。けど、ごい人は自分の限界を引きあげてくれます。これがモデリングの一番の効果です。

みんながイチローにはなれないでしょうけど、イチローの水準をイメージすることでまだまだ「高み」があることを知ります。そしてまた高みを目指して努力する。

僕も趣味で楽器やってて、やっぱりいつも自分が好きなプロの音や演奏法を聞いて、「そんな感じ」で毎日練習してました。そうはなれないんですけど、変な自己満足で上達が止まらないのでやっぱり良かったと思ってます。

 

7.あなたの真の強みは「これしかない」 と思うもの

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色々書いてきましたが、ルフィの最大の強みはなんでしょう?

僕はルフィが「海賊王になる」という意志をずっと貫いているところだと思います。

その目標のためだけに、色々な強い敵に挑戦して倒したり、必要な仲間を集めたり、同盟を組んだり。

目標地点が揺らがないので、紆余曲折ありながらも、寄り道しながらも、少しずつ目標に近づいていることがすごいところですよね。でも、ある意味ルフィにとってはそれしかないわけです。世界一自由な男になって、海賊王になる。それだけ。

前の記事にも書きましたが、キャリアの岐路に立つと「これしかない」と思うところまで考えます。考えなくても、それしかないからその強みを基本に歩いて行ってる。

あなたにとって、きっとコアな強みがあると思います。それは、追い詰められたときやここぞというときに発揮されるものだと思います。

これまで、きつかったときや修羅場のときをぜひ思い出してみてください。

 

以上、強みについて、ワンピースのルフィをヒントに7つにまとめて書いてみました。

みなさんの何かのお役に立てれば幸いです。

「強み」について考えたこと

経営者@福岡のハリーです。

このブログは「20代で知っておきたい仕事の進め方」というコンセプトから立ち上げました。

現在、20代の人たちと接する機会があり、一緒に仕事をしていて色々と思うことや、過去の自分を振り返って気づかされることが多くなってきたので、それらをまとめて伝えたいなと思っています。

 

その端緒として、よく世間で言われる「強み」について色々と考えることがあったので、Evernoteに書きとめた文章を多少編集してこちらに掲載しておきます。

自分の覚書用に書いたものなので、である調です。

 

強みをめぐる偶然

○○さんからはクレジット(信頼性)・レア(希少性)を高めるための三角形の頂点に当たるものは何かという問いを急に受け、
○○君からはStrength Finderを利用した結果をメッセージで送られた。

土日の2日間で起きた偶然の出来事に驚いたが、たまたまそうだっただけかもしれないし本に書かれていた「自分の強みが何か」を読んで、考えていたことでたまたま引き寄せたのかもしれない。

強みについて色々考えたが、そういえば以前も考えたことがあるのだった、と思いだした。

会社を辞めてしばらく経ってから、色々と人と会ううちにどうしたものか、と考えていたときのことだったと思う。

社会に貢献できること、人の役に立つとしたら、いったい自分には何ができるか。
それを突き詰めて考えていったときに、答えは「人よりも勉強をする」だった。

他にも色々とあるのかもしれないし、科学的に見たら違うのかもしれない。
が、「これしかないな」と思い当たった。

もちろん、僕よりも勉強ができる人はほかに腐るほどいる。医者、弁護士、公認会計士、その他の資格。

しかしビジネス領域に特化すると、勉強している人ってあんまりいないんだなと思ったので、それは強みになるだろうと思った。もちろん、これからもっとすごい人に出会うのだろうけど。

 

「これしかない」こそが強み

さて、「これしかない」というのはキャリアで考えるとそんなに前向きではないんだろうか。

突然だが、僕はクラシック音楽が好きで、人前で音楽について話す機会に恵まれている。

これまで、バッハ、モーツァルトベートーヴェンとキャリアの観点から研究してみて、彼らはまず類まれな音楽的な才能を持って生まれた天才だったことは間違いない。

しかし、よくよく調べると彼らには音楽以外のものがない。

大金をつくる商売っ気があるわけでもない、なにかリーダーシップを発揮して組織や団体をつくりあげたわけでもない。
むしろ、金銭的には困った方だ。

バッハは、家庭を養うために少ない給料であくせく毎日忙しく働いて過ごしたし、モーツァルトは散財が激しく富豪の友達に借金したし、ベートーヴェンも体調の悪化や甥の貢献問題をめぐって収入が減った時に、嫌いだった不動産王の末弟に頼んで借金までした。

そんな天才たちは、キャリアの岐路に立ったときに「音楽しかない」と思って進んだ時期が見られるように思う。

3人は、子どものときから音楽にずっと触れていた。
そして、大人になってからも結局そこで歩む自分しか想像できなかったのだろう。ある意味、音楽に縛られていたのである。

18世紀ごろのヨーロッパの平均寿命は短い。30代後半まで生きれば十分な人生だった。
それを半分まで生きた20歳前後で、変えることなどできただろうか。才能が生かされた反面、縛ることにもなった。音楽こそが唯一の選択肢だった。それが単なる事実だ。

人の「強み」ということを考えたときに、突き詰めていくと「自分にはこれしかない」と思えるものにぶち当たる。

おそらく、それこそがその人にとってコアな強みだろうと僕は思う。

 

天才と比べても仕方ない?

バッハやモーツァルトは天才だったからよかったんじゃないか。じゃあ、天才でない人はどうしたらよいのか?

簡単な話で、天才たちでさえ努力したのだから、まずは自分も努力するしかない。

努力せず手にした幸運は、いつまでもつつかず、やがてその幸運を手放さないようにする努力が必要となる。

幸運さえも手にしていない人。ゼロはいつまで経ってもゼロでしかない。どん底にいつづけるのもそれはひとつの選択でしかないと思う。1、いや、0.001でいいから、それをするには何か、考えるか、考えられないなら行動するしかない。モーツァルトは親元から何も考えずにウィーンに飛び出して行って、史上初のフリー音楽家として道を歩んだ。

努力しているのにもかかわらずめぐりあう不運についてはどう考えるのか。

バッハは、10歳になる前に両親が死んだ。30代で愛する妻に先立たれたし、先妻と後妻のあいだに20人の子どもをもったが、そのうち10人は10歳になるまでにみんな亡くなった。この時代、子どもは長く生きられないことがほとんどだった。

モーツァルトは、20歳くらいのときお母さんと一緒に旅をしていたが、そのときにお母さんは亡くなった。お父さんからはそのことでひどく責められた。さらに、妻との間に生まれた子ども6人のうち、4人は生まれてすぐ亡くなった。35歳で病死した天才は、低所得者が埋葬される共同墓地に埋められ、今でもどこに墓があるのかわからない。

ベートーヴェンは、結婚願望があったものの、結局はできなかった。それに、彼はキャリアの重要な時期において難聴という大問題に悩まされて自殺まで考えた。そして、あまり知られていないことだが、彼は成人してから亡くなるまで胃腸の不具合で悩まされ、一日ベッドで過ごすこともしばしばだった。

いずれにせよ、天才たちのきわめて人間的な側面が知れる部分だ。誰にでも不運は訪れる

 

自分だけが不幸だ、不遇だと思う人へ

一見、華やかに活躍している人、人よりも多くのものを持っている人、誰もがうらやむ人、というのは、その影で多大な努力をしていたり、人とは分かち合えない大きな悩みや問題を抱えていると思った方がいい。人生はそんなに単純ではないし、簡単に過ごせるものではない。今、何もないという人も、これからの10年間が同じだと保証できる人は世の中にはいない。

成功した人、人生を変えてきた人、失敗してもへこたれない人。

そういう人たちに共通するのは「へこたれない」ことだと思う。
耐えているのだ。

僕自身を考えても、色々なことに「耐えて」生きてきたと思う。
おかげで、お金がなくても何とか生きていけるんだなと思えるようになったし、活用できるリソースが少なくても何とかする力がついてきた。時間が経てば、自然と解決されることもあるということも学んだ。

そうなると、短期的なものごとにあまり振り回されなくなる。もちろん、心配や不安はある。けれども、それが長引かずに済む。

「耐えられる」というのも僕の強みだと思っている。
しかし、これは伸ばそうと思って伸びるものではない。過去の積み重ねで、そういえばそうだな、という程度のものだ。

したがって、その人の行動や能力に着目した特性と、人間性に焦点を当てた特性、これら2つの断面で強みを考えるとよいと思う。

 

どん底のときにこそ「本当の自分」がいる

本当にコアなものが何かを知りたい人は、いっぺんどん底まで落ちた自分を見つめた方がいい。過去にあったなら、それをいやいやながらも思い返すことだ。

そのとき、あきらめずにはい上がれた理由の何かがわかれば、それがあなたの強みだと思う。

今がどん底でないなら、たまたまうまく行っているときなら、あまり強みを考えても仕方ないと思う。安定した収入を他人から得られているなら、なおさらかもしれない。

なぜなら、あなたが所属している会社なり組織なりは、あなたの強みにお金を払っているわけではないからだ。

就職の時、「あなたの強みは?」と聞かれることはあるだろう。学生は必死になって就活に臨んで自分の強みを考え出し、表現しようとする。

だが、本来それは聞かれるからできるものではない。すでに、これまであるものでしか強みは出てこない。だから、すでに就職を決める大学4年生の時には、その時点での人間としての勝負があらかた決まっている。もちろん、その後の逆転劇などは様々にあるが。

安心してほしいのは、会社は面接の時に言ったあなたの強みに給料を払うわけではないということだ。
あなたの強みが対価ではない。あなたの存在そのものが対価なのだ。強みは、その一部分を構成するだけだ。

ではなぜ強みを聴くのか、考えるのか?
それは、単純にネタだと考えればいい。「○○の強みがあるからこいつを採用する」わけではない。その話をネタに、コミュニケーションが自然に取れるかどうか、自分の頭で考えた意見を話せるかどうか、一緒に仕事をしたいと思える人かどうか、この人は今後活躍してくれそうかが大切なのだ。

中途採用になると、確かに強みはより重要性を増すかもしれないが、いったん入ってしまえばそんなことを知ってる人がすべてではないし、やはりあなたの存在そのものが重要になる。

会社に入ったあとは、あなたという存在が会社の業務に従事し、労働の制約を受けることがバランスされて対価を得られるのである。

会社は、あなたの存在が会社という組織にむすびついていることに給料を払っている。もちろん、雇用契約はあるが、そんなものは形式的なものだ。誰もが24時間それを意識することはない。

フリーランスや起業家もひょっとしたら、強みだけで成り立っているわけではないということをよく知るべきなのかもしれない。

ほとんどが、運だろう。そして、それをつかんだあなたの力があなたを助けているだろう。もちろん、強みはいろいろな節目で役に立ったかもしれないが。

それを今さら持ち上げて、どうこうしようというのは時間のムダのように思える。
苦労して努力する中でこそ、自分の知らなかった強みがはぐくまれるからだ。調子がいいとき、輝いたとき、うまくいっていたとき、それは強みだけの問題ではない。

それを自分の強みのおかげだと錯覚してはいけない。なぜなら、それは周りの人のおかげ、あなたの謙虚な気持ち・態度、ひたむきな努力のおかげでもあるからだ。

強みは、壁にぶつかったときに思い出されればいいと思う。役に立たない知人よりも、あなた自身をきっと助けてくれる。

よって、自分の本当の強みが知りたいなら、どん底のことを思い出すか、これからどん底に落とされたときに死ぬほど考えればいい。

そして、それを忘れないためにどこかに書きつけておくことだ。

僕が言えるのは、とりあえずそれだけ。